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【古本】野球短歌 さっきまでセ界が全滅したことを私はぜんぜん知らなかった

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著者は文筆家・池松舞さん。
野球をこよなく愛する(そして熱狂的な阪神ファンの)池松さんが、2022年の阪神戦のさなかにTwitter(現X)にて投稿していた短歌を一冊にまとめた短歌集。
なんと池松さんは短歌の執筆はこれがはじめて。あくまで”趣味”のようにつづけた発信が一冊の本になりました。
粗削りで、だけど心の声をそのままリズムにのせたような短歌が、すべての野球好きにささります。

"人間は野球ひとつで気が狂うたとえばこうして短歌詠んだり"

それはもう、最初っから最後まで野球の歌で、一球一打に泣き笑い、憤怒し涙するその一瞬一瞬をきりとっています。活力がある、エネルギーもある、短歌のしきたりも知らずただただ31音にのせはじめただけの筆者だからこその世界線。店主、めちゃくちゃ好きです。

「ナイターの照明、ピッチャーの腕のしなり、空に溶けて見えなくなる大飛球、走れ走れランナー、それから芝。昼の試合で見る芝のまぶしさ。観客席。ぶかぶかのユニフォームを着てぎゃあぎゃあ笑う子ども。そういったすべてのものをまとめて野球と呼びたいとき、短歌は力を貸してくれた。どうすればいいのか五七五七七が教えてくれた」

あとがきから、うたわせなくたって筆者が最高の書き手であることが伝わります。

自由で軽快な短歌を楽しみたい方へ、そして野球を愛するすべての方へ。

著者:池松 舞
出版:ナナロク社
発行:2023年
仕様:B6変形並製 / 180ページ

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